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トピック

ジェンダー平等と経済的包摂

ジェンダー平等は喫緊の課題であると同時に、公正と正義の問題であり、開発に不可欠な要素です。私たちの世界は重大な岐路に立っています。ジェンダー平等と経済的包摂には進展が見られる一方、さまざまな課題によってこれら成果が脅かされています。持続可能な開発目標(SDGs)のターゲットのうち、順調に前進しているのはわずか17%に過ぎません。半数近くが最低限の進展しか見られず、3分の1以上で停滞、または逆行しています。新型コロナのパンデミック拡大は、ジェンダーに基づく暴力の深刻化や無償介護労働の拡大、女性の経済参画の後退をもたらし、一部の地域では未だ完全には回復していません。このペースでは、ジェンダー平等の実現に100年以上を要することになります。

IFCは、包括的でセクター横断型なアプローチでジェンダー平等と経済的包摂を推進するユニークな立場にあります。10年以上に及ぶ経験と専門性を活かし、投融資やアドバイザリー・サービス、民間セクターとの対話や政策支援などを組み合わせた統合的なソリューションを通じ、相互に絡み合う課題に取り組んでいます。

IFCは、障害のある人々LGBTI、移民、難民、少数民族、経済ピラミッドの底辺で暮らす人々など、社会から疎外されることが多い人々の包摂を推進しています。

2023 年に IFCの顧客が受けたインパクト:

  • 150万人 IFCによる直接投融資によって雇用された女性数
  • 22% IFCが直接投融資する企業の取締役会に占める女性役員の割合
  • 3,340万件 女性が経営する中小零細企業向け融資の件数
  • 589億ドル 女性が経営する中小零細企業向け融資残高

世界銀行グループのジェンダー戦略(2024~2030年度)

2030年までに、世界銀行グループ(WBG)は下記の目標達成を目指しています。

  • 3億人以上の女性がブロードバンドを利用し、必要不可欠なサービス、金融サービス、教育、雇用機会にアクセスできるようになること
  • 特に最も貧しく脆弱な立場にある女性に焦点を当て、2億5,000万人の女性に社会的保護プログラムを提供すること
  • 8,000万を超える女性、そして女性主導のビジネスに資本を提供し、 起業家精神の醸成における重大な制約に対処すること

「世界銀行グループのジェンダー戦略(2024~2030年度)実施計画~居住可能な地球で貧困のない世界を創るためにジェンダー平等を加速する」は、同戦略を具体的な行動に落とし込んだもので、世界銀行グループが一体となって取り組む戦略的な国別関与の強化、成果の規模拡大や関与方法の改善、インパクト実現のための資金動員などが含まれています。

注力分野


ジェンダーと経済的包摂に向けたIFCロードマップ2030」は、世界銀行グループのジェンダー戦略(2024~2030年度)の実施に向けて、IFCが民間セクターといかに協力していくかの青写真を示すものです。同ロードマップでは、ジェンダー平等、そして女性や社会から疎外された人々の経済的包摂の前進に向け、優先課題と分野横断的なテーマが3つずつ挙げられています。

これらの目標の達成に向け、IFC は新興国市場の専門性と民間セクターとのネットワークを活用し、さまざまなパートナーと協働しています。投資家とは、個人と企業の両方をサポートするような包摂的な資本配分の推進に向けて協働しているほか、バイヤーとサプライヤーとは、女性や十分に機会を得られていない人々がサプライチェーンに参加できるよう、公正な機会の創出に取り組んでいます。また、雇用主たちとは、より多く、より優れた雇用とリーダーシップの機会の創出に向けた取り組みを進めています。

包摂的な資本配分

女性消費者、起業家、ビジネスリーダーの幅広いニーズに対応するソリューションを拡充することで、包摂的な資本配分を実現していきます。

包摂的なサプライチェーン

クライアントと連携して女性起業家の育成を加速させ、彼女たちがバリュー・チェーンを通して経済的機会に参加し、恩恵を受けやすくすることで、サプライ・チェーン全体にわたって機会へのアクセス拡大を促進していきます。

包摂的な雇用とリーダーシップ

女性が多くの優れた仕事やリーダーシップの機会にアクセスできるようにすることで、彼女たちが生計を立てられるようなより良い機会をより多く創出していきます。

分野横断的なテーマ

デジタル・エンパワーメント

女性によるデジタル技術へのアクセス、入手に際しての価格の手頃さや活用度合いを改善させることで、デジタル包摂を加速させていきます。

公正な気候変動対策

女性が気候変動によって直面する大きな障壁を取り除き、グリーンスキルやグリーンジョブへのアクセスを向上させるとともにグリーンベンチャーに資金を提供し、さらに女性たちが気候変動対策の推進に向けた変革の担い手となるように後押しすることで、ジェンダーと包摂を気候変動対策に組み入れていきます。

ジェンダーに基づく暴力(GBV)への対処

民間セクターが、事業を展開するコミュニティにおけるGBVの予防と対応を支援する製品やソリューションを開発したり、より安全でレジリエントな職場環境の構築に向けたポリシーや慣行を導入することによってもたらされる付加価値を活用し、ジェンダーに基づく暴力に対処していきます。

インサイト&レポート

ストーリー