エジプトにおけるリース事業

Case Study

エジプトにおけるリース事業

1996年9月11日

プロジェクト概要

 
  • 事業主体:オリックス・リーシング・エジプト(OLE)社    
  • 所在地:エジプト・アラブ共和国 カイロ
  • 調印年月:1996年9月
  •  スポンサー:オリックス、オリックス・リーシング・パキスタン社、
    エジプト国立銀行

 

融資の概要

製造業の育成に取り組むエジプトでは、設備投資による好調なリース需要が見込まれています。特に、中堅・中小企業に向け金融サービスの充実は重要です。

IFCは1996年9月、オリックスやエジプト国立銀行などが出資するOLE社との間で500万ドルの融資(Aローン)契約に調印しました。 また、総額300万エジプト・ポンド(約88万ドル)に相当する同社株式15%(1)を取得しました。

OLE社はエジプト初の民間リース会社として、中堅・中小企業向けに自動車、および一般設備機器リースを行っています。オリックスにとって、中東・アフリカで初の合弁会社であり、イスラム圏市場開拓の足場として期待されています。

 

Orix

 

 

IFCによる開発効果

 

IFCは、技術提携先の特定やファイナンスのストラクチャー立案などを支援しました。また、IFCの投融資により、各機関が安心して案件を進めることができました。

OLEの事業拡充により、金融へのアクセスが改善し、経営状況に即した設備投資など中堅・中小企業の経営基盤強化につながりました。

リース業の育成により、商業銀行に集中する金融を多角化することができました。

 

OLEの商品

OLE products

注:
1. IFCは2004年の株主割当増資に参加せず、持分は7.5%に希薄化